循環器内科の受診をお考えの方へ
循環器内科は、一言でいうと心臓と血管の病気を扱う診療科です。 しかし、大学病院などから当院を紹介された患者さんでもなければ、ご自身の心臓や血管に問題があることを明確に自覚されることは難しいのではないかと思います。
心臓と血管の病気と言うと、すぐに命に関わる重大な問題であると想像される方もいらっしゃるかと思いますが(当然そのようなケースもございます)、受診されるきっかけとなる(受診していただきたい)症状は、実は日常生活においてよく見られるものでもあります。
◇ このような症状があれば循環器内科を受診してください
- 動くと息切れがする、疲れやすい、身体がだるい
- いつも脈が速い気がする、落ち着かない
- 動悸(ドキドキ)がする、脈が飛ぶ感じがする
心臓と血管の病気は自覚症状に乏しいことがあり、発症するまで気付かれないことも珍しくありません。
そのため、これらの症状を感じた時に、まずは専門医の診断を受けていただくことで、重大な病気を見逃さないことはもちろん、病気にならないための暮らし方を知っていただくきっかけになればと考えています。
当院では、日本循環器学会認定 循環器専門医、脈管専門医などの資格を持ち、東京医科大学病院などで経験を重ねた院長により、心臓と血管の病気に関する正確な診断と適切な治療を行うことができますが、逆に、「何もなかったですよ。安心ですよ。」とお伝えすることで、皆さま気持ちを晴れやかにすることも、医師として大切なことだと考えています。 どんなに些細な症状や違和感でも、どうぞお気軽に受診してください。
このような症状の時はすぐに受診してください
- 寝ていると息苦しい、手足がむくむ
- 運動すると胸が痛む、圧迫感がある
- 夜間や早朝に胸が痛む
- 胸の痛みと一緒に呼吸苦もある
- 30分以上続く胸の痛み、冷や汗が出て気分が悪くなる
- 健康診断で心電図の異常を指摘された
これらに該当するものが一つでもある時は、すぐに当院へお越しください。
症状の原因は心臓や血管の代表的な病気である動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、不整脈だけでなく、日常生活のストレスや更年期障害などが知らずうちに自律神経のバランスを崩して生じていることもありますが、当院では、詳しい問診と診察、心電図や胸部レントゲン検査、心エコー検査(超音波検査)などを行うことで、より正確な診断を行うことを徹底しています。
当院で適切な治療を行うことはもちろん、必要な際は躊躇なく高度医療機関と連携し、皆さまの大切な命と日々の幸せな暮らしをお守りできればと願っています。
心不全について
心不全と聞くと、一つの病名とお考えの方も多いと思いますが、心不全とは病名ではなく、心臓の働きが不十分なことで起きる症状のことを言います。
当院は、循環器内科を掲げて心臓と血管の病気を専門的に診ることができますので、ここでは心不全について、皆さまのご理解を深めていただければと考えています。
もちろん、病気を治すこと、病気にならないようにすることは、安心してお任せください。
心臓は全身に血液を送るポンプとして、とても大切な働きをしています。そして、ポンプとしての機能がうまく働かなくなってしまうと全身の様々なところに大きな負担がかかり、症状が現れます。
つまり、心不全は一つの病名ではなくて、心臓の働きが不十分なことで起きる症状のことを言います。
心不全の原因は、心筋梗塞や心臓弁膜症によるもの、長年の高血圧による心臓肥大によるもの、心筋症によるもの、不整脈による頻脈や徐脈によるもの、場合によっては心臓以外が原因になることなど多岐にわたりますので、その治療法もそれぞれ異なることになります。
そのため、心不全の診療を行う上では、何が心不全の原因となっているのかを正確に把握することが必要になります。心不全を疑うきっかけは、実はごくありふれたものだったりもします。動機・息切れなど、皆さまも一度は耳にされたことのあるものも多く含まれます。
まずは受診していただきたい心不全の代表的な症状
- 動くと息切れがする、疲れやすい、身体がだるい
- いつも脈が速い気がする、落ち着かない
- 動悸(ドキドキ)がする、脈が飛ぶ感じがする
- 寝ていると息苦しい、手足がむくむ
- 食欲がない、お腹が張っている感じがする
- おしっこの量が減ってきた
これらの症状が出る原因は、他の病気であることもありますので、きちんと検査をして正しく鑑別することが必要です。
大切なお体のことですから、ぜひ一度はお時間を確保していただき、当院へお越しください。
心不全の検査について
まずは、皆さまのお話をよく伺います。普段の生活習慣などを把握させていただくことも大切です。
そして全身の診察、電図と胸のレントゲン検査を行います。心電図は心不全を起こす可能性のある心臓の判別に役立ち、胸部レントゲンでは心臓の大きさや形、肺に水がたまっていないかなどを診ることができます。さらに、心エコー検査(超音波検査)で直接心臓の形や動き拝見し、心不全の原因と思われる病気の診断と、心臓機能の低下の程度を診断します。
これらの検査は全て、痛みや苦しさとは無縁の検査です。
病院で検査と言うと、痛い・苦しいというイメージをつい持ってしまうことがあるかもしれませんが、当院で行うこれらの検査では、その心配はありません。何らかの症状がおありの方や、健康診断で心電図の異常を指摘された方は、ぜひ一度、お気軽に当院へお越しください。
心臓と血管の専門家である当院の役割
心臓が大切であることは、もはや言うに及ばずと思います。
心臓に問題があれば全身に影響が現れ、逆に身体への負担は心臓への負担にもなります。当院は、日本循環器学会認定
循環器専門医、脈管専門医の資格を持ち、東京医科大学病院などでの経験も豊富な院長が診療を行いますので、若い方からご高齢の方に至るまで、さらに、あまり見られない先天的な病気であっても、心臓と血管のことなら何でもご相談いただけます。
検査の結果から病気が見つかれば、しっかりと治療します。また、大学病院などで治療を終えた方の管理についても、安心してお任せください。